Core vs Microsoft Word + Copilot

文書内サイドバーの AI から、作品全体を読む AI へ

Microsoft Word + Copilot は Word に AI を乗せた、ビジネス文書の進化形。ただし Copilot はドキュメント内部のサイドバーで、長文の章を跨いだ批評は不得手です。Core は最初から長文執筆のために設計し、縦書き・和文組版・作品全体を読み込んだ AI・NDL 連携を macOS ネイティブに統合しています。

最終更新:

ひとことで

すでに Microsoft 365 があり、ビジネス文書に AI を足す → Word + Copilot。 長文作品を、専用の構成・AI・資料調査で書き上げる → Core

機能比較

Core と Microsoft Word + Copilot の機能比較
観点 Word + Copilot Core
プラットフォーム Windows / macOS / Web / iOS / Android macOS 15 Sequoia 以降(ネイティブ)
料金構成 Microsoft 365 Premium ¥3,200/月(税抜、Word + Copilot Pro 統合) プロ ¥1,200/月(14日間無料トライアル)・五倍 ¥4,000/月
想定用途 ビジネス文書・論文・レポート 長文作品全般(原稿・ノンフィクション・論考など)
装飾 業界標準 — 表・ページレイアウト・引用・参考文献 リッチテキスト+和文組版 — ルビ・傍点・縦書き
構成 ファイル単位。章分割は自前の運用 ファイルツリー+コルクボード+アウトライナー
AI のスコープ 開いている 1 文書内の段落単位の書き換え・要約 作品全体を読み込んだ批評・壁打ち
資料調査 Copilot + Researcher で Web 検索 国立国会図書館サーチ連携。実在資料のみ提示
共同編集 強い(コメント・トラックチェンジ) 個人執筆に最適化

両者の画面で見る違い

Core の AI が原稿ファイルを横断参照してツールを呼び出す画面(Word + Copilot 代替の長文執筆 AI)
Core の AI は原稿・メモ・資料を横断してツールを呼び出す。Copilot は開いている 1 文書内のサイドバー。
Core のワークスペース画面:ファイルツリーとコルクボードで章構成を俯瞰(Mac 長文執筆)
ファイルツリー・コルクボード・アウトライナーの 3 ビュー。Word のファイル運用より長文向き。

Word + Copilot の強みと弱み

強み

  • 職場や大学で既に契約している場合、追加コストが低い
  • Word の校正・スタイル・共同編集の資産が使える
  • トラックチェンジ・コメント機能が成熟している
  • PowerPoint / Excel / Outlook と一体運用できる

弱み

  • ビジネス文書中心の設計。長文作品向けの章立て・アウトライン機能が薄い
  • Copilot を使うには Microsoft 365 + Copilot の二重サブスクが必要
  • 章ごとのファイル分割・コルクボード・資料シートなどは別アプリで補う必要がある
  • Copilot はドキュメント内部の AI サイドバー。作品全体を横断した「読み込み→批評」ではない
  • 縦書きは対応しているが、和文組版の細部やコンテキスト共有の手触りは執筆専用アプリに劣る

「AI がエディタの中にある」だけでは足りない

Word + Copilot は「エディタに AI が組み込まれた」構成です。段落を選んで書き換え、文書を要約し、下書きを生成する——これは確かに便利です。

しかし長文執筆では、ドキュメント内部の AI サイドバーでは不十分な場面があります。「第 12 章の展開は、1 章で示した主人公の動機と整合するか」「取材メモ(別ファイル)の記述と矛盾していないか」——こうした問いは、作品全体を横断して読み込まないと答えられません。

Core の AI は、プロジェクト内のすべてのファイル(原稿・メモ・資料)を読み込んだ状態で起動します。章を跨いだ問いに、作品全体の文脈で答えます。

資料調査とハルシネーション

Copilot + Researcher は Web 検索を使って資料を引いてくれますが、AI の生成部分に「もっともらしいが実在しない書誌」が混じることがあります。書き手が都度、国立国会図書館サーチや原典に当たって照合する必要があります。

Core は国立国会図書館サーチ(NDL)の API を直接呼び、実在する書誌データだけを AI に渡します。AI が勝手に書名・著者・ページ番号をでっち上げる構造的な余地がありません。

料金

Microsoft 公式によれば、個人向けの新プラン Microsoft 365 Premium は ¥3,200/月(税抜)。Word などの Microsoft 365 アプリと Copilot Pro が統合されています(旧 Copilot Pro 単体契約は 2025 年 10 月に新規販売終了)。職場で既に Microsoft 365 を契約している場合は追加分だけで済みますが、個人の創作執筆のためだけに新規契約する場合は、Core のプロ ¥1,200/月のほうが総額で軽くなります。

長文の構成

Word は単体のドキュメントを編集するアプリです。章を分けるなら「第 1 章.docx / 第 2 章.docx……」とファイル運用で対応するか、1 ファイルに詰め込んで見出しナビゲーションで凌ぐかの二択になります。

Core は最初から長文のために、ファイルツリー・コルクボード・アウトライナーの 3 ビューを備えています。同じプロジェクト内で、章の順番を並び替え、シーンを付箋で俯瞰し、アウトラインで構成を見渡す。Word では別ツール(OneNote / Notion / 付箋アプリ)に分散しがちな作業を、1 つの .core パッケージにまとめます。

どちらを選ぶべきか

Word + Copilot が最適な人

Word の校正・トラックチェンジ・共同編集という資産を中心に書き、PowerPoint / Excel / Outlook と一体運用したい人。

Core が最適な人

まとまった分量の長文を、作品全体を理解した AI と一緒に書き上げたい人。

Word から Core へ移行する

Core は Word(.docx)ファイルのインポートに対応します。書きためた原稿をそのまま取り込み、縦書き・ルビ・傍点を付け直したり、AI と壁打ちしながら推敲したりできます。14 日間の無料トライアル中に、自分の原稿で手触りを確かめてください。

よくある質問

Microsoft Word + Copilot で長文は書けますか?
単巻ものなら書けます。Word は縦書き・ルビに対応します。ただし章別ファイル管理・コルクボード・資料シートといった長文特有の章立て・アウトライン機能はなく、Copilot は段落単位の書き換えが中心で作品全体を横断した批評は不得手です。
Copilot と Core の AI の違いは何ですか?
Copilot はドキュメント内のサイドバーで、段落の書き換え・要約・ドラフト生成を担当します。Core の AI はプロジェクト全体(原稿・メモ・資料)を読み込んだ状態で起動し、章を跨いだ文脈に基づく批評・壁打ちを行います。
Core は Word ファイルを読み込めますか?
はい。Core は Word(.docx)のインポートに対応します。既存原稿を取り込んで、縦書き・ルビ・傍点を付け直したり、AI と壁打ちしながら推敲できます。14 日間の無料トライアルで試せます。

Word 原稿を読み込んで、AI 壁打ちを試す

.docx をそのままインポートして、14 日間の無料トライアルで違いを確かめられます。