Core vs Notion

プロット管理の Notion、本文執筆の Core

Notion はデータベースでプロットやキャラを関連付けて管理できるクラウドワークスペース。ただし縦書きには非対応、クラウド前提でオフラインが不安定です。Core は縦書き・ルビ・傍点に対応し、作品全体を読み込んだ AI と NDL 連携の資料調査を、ローカル保存の macOS ネイティブアプリに統合しています。

最終更新:

ひとことで

プロット・キャラ・年表をデータベースで関連付け → Notion。 本文はちゃんとしたエディタで、ローカル保存、AI と資料調査つき → Core

機能比較

Core と Notion の機能比較
観点 Notion Core
プラットフォーム Web / macOS / Windows / iOS / Android(クラウド前提) macOS 15 Sequoia 以降(ネイティブ)
料金(個人・AI 込み) Plus ¥1,650/月 / フル AI はビジネス ¥3,150/月(個人の場合) プロ ¥1,200/月(14日間無料トライアル)・五倍 ¥4,000/月
保存先 クラウド前提。オフラインは不安定 ローカル — 原稿は手元に残る
AI 機能 Notion AI:生成・要約・Ask Notion(ページ検索) 作品全体を読み込んだ批評・壁打ち
構成 データベース(プロット・キャラ・年表) ファイルツリー+コルクボード+アウトライナー
装飾 ブロックベース(ページ / テーブル / コールアウト) 文書レベルのリッチテキスト — 脚注・インライン画像・和文組版(縦書き・ルビ・傍点)
資料調査 データベースに URL を貼り付ける運用 国立国会図書館サーチ連携。実在資料のみ提示
エクスポート Markdown / PDF / HTML PDF / Word / EPUB

両者の画面で見る違い

Core のコルクボードビュー:章・シーンを付箋で俯瞰する章立て画面(Mac 長文執筆、ローカル保存)
コルクボード・アウトライナー・ファイルツリーを同じ .core プロジェクト内で切り替え。原稿はクラウドではなくローカルに残る。
Core の AI が原稿ファイルを横断してツールを呼び出す画面(Notion AI 代替の長文特化 AI)
Core の AI はプロジェクト内の原稿・メモ・資料を横断して読み込む。Notion AI はページ検索には強いが、長文の文脈把握には最適化されていない。

Notion の強みと弱み

強み

  • データベース機能でプロット・キャラ・年表・取材メモを関連付けて管理できる
  • どの端末からも同じデータにアクセスできる
  • 無料枠でも十分使える。テンプレートも豊富(小説執筆・プロット管理)
  • Notion AI で下書き生成・要約・翻訳がワークスペース内で完結

弱み

  • 縦書きに対応していない。本文は横書き確認になるため、別途縦書きエディタにコピペして確認する運用が多い
  • ルビ・傍点といった和文組版機能がない
  • オフライン編集が不安定。飛行機や電波の悪い場所では執筆がブロックされる
  • エディタとしての書き心地はテキストエディタ専門のアプリに劣る
  • フル AI を使うにはビジネスプラン ¥3,150/月以上が必要。ワークスペースは広いが本文執筆にフォーカスしていない

Notion で書くときに出てくる壁

Notion は「何でも管理できる」汎用ワークスペースです。章立て、登場人物、年表、取材メモ、スケジュール——これらをデータベースで関連付けて扱える点は、長文執筆にとって大きな強みです。

一方で、本文を書く段階になると制約が出てきます。縦書きに非対応のため、書き上がった原稿をわざわざ Word や縦書きエディタにコピペして確認する運用が避けられません。ルビも傍点も振れません。オフラインでは編集が不安定で、飛行機や電波の悪いカフェで執筆が途切れます。

結果として、「構成・資料は Notion、本文は別アプリ」という二段構えで運用している書き手が少なくありません。

Core は「本文と資料が同じアプリにある」

Core は原稿・メモ・資料を 1 つのプロジェクトにまとめ、3 つのワークスペース(執筆・構想・付箋)で同時に扱います。Notion の「データベースで関連付ける」手触りに近いことを、ローカルの .core パッケージの中でやります。

AI はワークスペース内のすべてを読み込んで起動します。「第 12 章のこの記述、1 章の前提と矛盾していない?」というような問いにも、作品全体を把握した状態で答えます。オフラインでも執筆そのものは止まりません(AI 機能はネットワークが必要です)。

資料調査は国立国会図書館サーチ(NDL)と連携し、実在する書誌データのみを提示します。Notion AI や汎用 AI で起こりがちな「もっともらしい架空の引用」を構造的に排除しています。

料金の考え方

Notion 公式の料金ページによると、個人で Plus プランは ¥1,650/メンバー/月。2025 年の料金改定で Notion AI はビジネスプラン以上に集約されたため、フル AI を使うにはビジネス ¥3,150/月以上が必要です。Core はプロ ¥1,200/月で、AI・縦書き・資料調査・NDL 連携まで含めた一本化構成です。

どちらを選ぶべきか

Notion が最適な人

プロット・資料・スケジュールをデータベースで関連付けて管理したい人。複数デバイスで編集する人。

Core が最適な人

縦書きで書き、ローカルに原稿を残し、AI と資料調査を執筆アプリ内で完結させたい人。

もちろん併用もできます。構想段階のプロット・スケジュール管理は Notion、本文執筆と AI 壁打ちは Core、という使い分けは実用的です。

よくある質問

Notion は縦書きに対応していますか?
いいえ。Notion は横書き専用で、ルビ・傍点といった和文組版機能もありません。縦書きで本文を確認するなら、別途縦書きエディタへのコピペが毎回必要になります。
Notion AI で長文を書けますか?
書けなくはありませんが、本文執筆エディタとしての書き心地や日本語組版は長文向けに最適化されていません。構成・資料は Notion、本文は別アプリ、という二段運用をしている書き手が少なくありません。
Notion と Core の AI の違いは何ですか?
Notion AI はワークスペース内のページを横断して検索・要約します。Core の AI は執筆中の作品(原稿・メモ・資料)を読み込んだ状態で起動し、長文の文脈把握と批評に特化しています。

本文は Core、構想管理は Notion の二段運用も試せる

14 日間の無料トライアル中に、縦書き × AI 壁打ち × NDL 資料調査の手触りを確かめられます。