人による執筆をツールが保証する

タイピング記録による執筆証明

AI の普及により「自分で書いた」ことを示す需要が生まれました。Core は執筆している間に手で入力した箇所を記録し、証明書を書き出します。

なぜ「検出」に頼らないのか

Core は手で入力した箇所とペーストした箇所を記録します。これが来歴です。どこを自分で書いたのかを、推測ではなく記録でそのまま示せます。証明書の背骨は推論ではなく、この端末でのライブ入力と署名という記録事実です。

証明書に入っているもの

証明書は、次の 4 つを本文に結びつけ、まとめて署名したものです。

  • 本文ハッシュ:本文から計算した符号。本文を変更すると値が変わり、検証に失敗します。
  • 来歴:どこが手入力、ペースト、AI 由来かの内訳。
  • 打鍵リズム:書いている間の打ち方の特徴。
  • 署名:Core の秘密鍵(Ed25519)で署名。改竄を防ぎます。

書き写しとの違いを痕跡で見る

来歴で手入力を示しても、AI が生成した文章を手で打ち直せば手入力に偽装できます。ただし、自分で文章を綴るときと、既にある文章を書き写すときとでは、推敲やリズムの痕跡が構造的に異なることが筆記プロセス研究で知られています(Fuchs & Krivokapić 2016; Crossley et al. 2024)。Core もこの傾向を来歴の補強に使います。

  • リズムのばらつき:打鍵間隔の揺れ。考えながら綴ると揺れ、書き写しは一定速になりがちです。
  • 推敲:すでに書いた箇所へ戻って直した割合。書き写しでは少なくなります。
  • 削除率:書いては消しの量。書き写しでは少なくなります。

これは AI を検出する仕組みではなく、書き写しでは生じにくい痕跡を示すものです。公開コーパス KLiCKe(約 5,000 人)でこの傾向を書き手ごとに一貫して確認しましたが、短い写し課題・英語での検証であり、長文の打ち直しや意図的な偽装には限界があります。

判定の読み方

手入力が中心で、打鍵リズムも人らしいとき、封蝋のチェックマークと「人による執筆と推定されます」という判定が表示されます。

証明書を検証する

Core が書き出した証明書 PDF が改竄されていないか、検証できます。

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