Core vs ChatGPT + エディタ

コピペと再説明をやめて、書くことに戻る

ChatGPT だけでは長文は書けないため、実際には Word・Scrivener・Ulysses などのエディタとの往復になります。貼り付け、設定の再説明、返答の貼り戻し——章を跨ぐたびに繰り返し。Core はその往復を終わらせ、作品全体を読み込んだ AI をエディタの中に置く環境です。

最終更新:

ひとことで

どこでも呼び出す汎用 AI → ChatGPT + 使い慣れたエディタ。 その AI が、すでにエディタの中にいて、作品を把握している → Core

往復ワークフローの現実

「ChatGPT で書いている」と言っても、実際には以下のような流れになっています。

  • Word や Scrivener に今日の章の下書きを書く
  • ChatGPT に「これは長文作品の第 12 章。前提はこれ、前章はこれ……」と貼り付けて説明する
  • 該当箇所を貼り付け、改善案をもらう
  • 返ってきたテキストをエディタに貼り戻し、体裁を整える
  • 別の章で同じことを始めるたびに、また最初から説明する

書くこと自体よりも、コンテキストを組み立て直す作業に集中力が奪われます。章が進むほど、AI が覚えていない分だけ説明が長くなります。

機能比較

Core と ChatGPT + エディタの機能比較
観点 ChatGPT + エディタ Core
プラットフォーム Web / macOS / Windows / iOS / Android + エディタ各種 macOS 15 Sequoia 以降(ネイティブ)
料金 ChatGPT Go ¥1,400/月 + エディタの費用 プロ ¥1,200/月(14日間無料トライアル)・五倍 ¥4,000/月
AI モデル GPT 系(最新) Claude(プロジェクト全体を読み込み)
チャットのスコープ 任意のトピック — コード / データ / 画像 / ブレスト 執筆に特化。作品コンテキストつき
作品全体の把握 手動で貼り付け。Plus ではコンテキスト上限あり 常に全ファイルをコンテキスト化
章ごとの会話 都度ゼロから説明が必要 章・プロジェクト単位で文脈を保持
エディタ体験 選んだエディタに依存(縦書きの可否など) 原稿・アウトライン・コルクボードを同じアプリに統合
資料調査 Web 検索・Deep Research。出典は自分で検証 国立国会図書館サーチ連携。実在資料のみ提示
往復コスト コピペ・説明・貼り戻し なし(エディタ内で完結)

ChatGPT 側の強みと弱み

強み

  • OpenAI の最新モデルをすぐに使える
  • アイデア出し・要約・翻訳に幅広く使える
  • マルチモーダル(画像・音声・コード)
  • エディタは自由に選べる。既に慣れた道具を使い続けられる

弱み

  • エディタ ⇄ ChatGPT の往復が発生する。コピペ・整形・貼り戻しに時間が溶ける
  • 作品全体をコンテキストに入れるには上限がある。本 1 冊分の長文では章ごとに入れ直しが必要
  • 会話が分断される。章ごとに「またゼロから設定を説明」が発生
  • 日本語組版(縦書き・ルビ・傍点)の概念がなく、エディタ側の対応に依存する
  • 資料の引用に出典のブレがある。書き手が都度確認する必要がある

複数の章を読み込んだ状態で AI に質問する

Core は複数の章を AI に読み込ませた状態で起動できます。ChatGPT では章ごとにコピペ・再説明が必要になる作業が、Core では最初から済んでいます。

画面で比べる差

Core の AI が原稿ファイルを横断参照してツールを呼び出す画面(ChatGPT + エディタ代替)
作品全体を読み込んだ状態で起動。章を跨いだ質問も、コピペ・再説明なしで答える。
Core の NDL 連携による資料検索結果画面:実在書誌だけを返すハルシネーションなし AI 調査
国立国会図書館サーチ経由で実在資料のみを提示。ChatGPT のような出典のでっち上げがない。

コンテキストと集中力

ChatGPT Plus のチャット UI で一度に扱える会話コンテキストには上限があり(OpenAI ヘルプを参照)、本 1 冊(300〜400 ページ)相当の長文を一度に扱うのは難しく、最初の章と最後の章を同時に参照させるのが安定しません。結局は章単位で切り出し、その都度「前章はこうで、登場人物はこうで……」と貼り付けることになります。

Core は最初から長文執筆のために設計した AI パートナーです。ファイルツリー全体(原稿・メモ・資料)がコンテキストとなり、質問するたびに作品全体を踏まえた回答が返ります。下準備は要りません。

出典とハルシネーション

ChatGPT は「もっともらしいが実在しない引用」を生成することがあります(OpenAI の説明)。長文の資料調査で「第 XX 巻の p.123 に〜」のような一見正確な出典が出てきても、書き手は都度、国立国会図書館サーチなどで照合する必要があります。

Core の資料調査は、国立国会図書館サーチ(NDL)の API を直接呼び、実在する書誌データだけを提示します。AI が勝手にでっち上げる構造的な余地がありません。

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どちらを選ぶべきか

ChatGPT + エディタ が最適な人

慣れたエディタを手放したくなく、ChatGPT の汎用性(執筆以外の調べもの・雑談・コーディングを含む)を日常的に使いたい人。

Core が最適な人

章を跨いでも作品全体を覚えている AI と、エディタの中で直接やり取りしたい人。往復の手間をなくしたい人。

ChatGPT を完全にやめる必要はありません。日常の汎用チャットは ChatGPT、長文執筆は Core、という使い分けは自然です。

よくある質問

ChatGPT だけで長文を書けますか?
厳密には書けません。ChatGPT はチャット UI で、エディタは別途必要です。Plus のコンテキスト上限では本 1 冊分を一度に扱いきれず、章ごとに作品を入れ直すため会話が毎回分断されます。
Core は ChatGPT をそのまま置き換えられますか?
執筆の用途なら置き換えられます。Core の AI は Claude を使い、作品全体を常にコンテキストに入れて批評・壁打ち・推敲に応答します。汎用チャット(レシピ、雑談、コーディング)は引き続き ChatGPT が向いています。
ChatGPT との往復で何が失われますか?
時間と集中力です。コピペ・再説明の手間、章ごとに分断される会話、出典の検証コスト——一つひとつは小さくても、1 冊分の執筆で積み重なると大きな負担になります。

往復をやめて、書くことに戻る

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